何を買えばいいのか?

Blu-rayも規格が完全に出来上がっているわけではありません。
今後、地上波などの録画環境も含めると変わってくることが予想されるものには次の6つがあります。

  • ピクチャー・イン・ピクチャー対応 (Blu-ray Disc 2007年末)
  • BD-R LTH対応 (2008年春ごろ?)
  • BD-Live (Blu-ray Disc 2008年中)
  • 多層化 (Blu-ray Disc 未定)
  • ダビング10 (録画 2008年6月ごろ)
  • B-CASカードの廃止 (録画 まったく未定、不明)

ピクチャー・イン・ピクチャーは、SonyPanasonicなどの機器最新機器(2007年後半以降のモデル)が対応済です。それ以前の機器では残念ながらPLAYSTATION3やPC程度しかソフトの更新で対応できません。BD-Liveなどいくつかの機能は今年中に搭載機器が発売される予定です。どちらも再生互換性はあるので、新しい映画が全く再生できなくなるということはありません。
BD-R LTH対応は、PLAYSTATION3の再生対応が不明なのですが、冬モデルあたりから対応表明がされているものがあります。それ以前のモデルについても、対応可能なものがあります。
また、デジタル放送ではダビング10が6月頃開始予定で、現在発売中の機器でも多くが対応を予定しているのであまり待つ必要はないでしょう。B-CASカードの廃止とBlu-ray Discの多層化はまだもう少し先のことになりそうなので、買い換えるか我慢強く待つか、どちらかしかありません。DVDではDVD-ROMが最初から2層で、DVD-Rがそれに追いついていく形でしたが、Blu-ray DiscではBD-ROM/BD-R/BD-RE共に現在2層で、今後3層以上4層程度までになる予定です。互換性を考えると映像用のROMは2層止まりになることも予想されますが予定としては何もわかっていません。
当面はPLAYSTATION3など、BD-Liveまで対応することがわかっている機器がお勧めです。PC用のドライブでも、ソフトのバージョンアップで対応可能です。無難なところでは、多層化とB-CAS廃止はあきらめてBD-Live対応になるまで待って録画機を購入することでしょうか。